カレンダーをめくってみれば
~今日は何の日?~

9月9日 カリフォルニアワインの日(California Wine Day)

カリフォルニアワインの日(California Wine Day)
引用元:カリフォルニアワイン協会

 9月9日はカリフォルニアワインの日(California Wine Day)。多様な公認産地(AVA)を誇り、プレミアムワインとして世界中で認知されているカリフォルニアワインを、日本でも更に知ってもらうことが目的。

 1000社を超えるカリフォルニアのワイナリーやワイン関連企業から構成される非営利団体で、世界30か国以上でマーケティング活動を行っているカリフォルニアワイン協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、カリフォルニアがアメリカ合衆国の31番目の州として編入された日(1850年9月9日)から、9月9日とした。

◆◆◆

 カリフォルニアワインは、アメリカ国内のワイン生産量の約90%を占める主要産地であり、世界中のワイン愛好家から高く評価されています。カリフォルニア州は、その独特な地理的・気候的条件により、特に果実味が凝縮されたジューシーでフルーティーなワインを生産することで知られています。

 カリフォルニア州は、北部のノースコースト、南部のセントラルコースト、東部のセントラルバレー、シエラ・フットヒルズ、そして南部のサウスコーストといった主要なワイン産地に分かれています。ノースコーストにはナパバレーとソノマバレーが位置しており、これらはカリフォルニアワインの中でも最も高品質で高級なワインを生産する地区として有名です。一方、セントラルバレーはカリフォルニア州のワイン生産量の約半分を担っており、日常的に楽しむテーブルワインから、近年では高品質なプレミアムワインも増えてきています。

 カリフォルニアワインの特徴は、豊かな果実味とパワフルな味わいで、比較的飲みやすく、ワイン初心者から熟練の愛好家まで幅広く支持されています。この地のワインが持つ独特の凝縮感とフルーティーさは、地形的な要素と気候が大きく影響しています。特に、アラスカからの寒流による冷たい霧と内陸部からの暖かい空気が交じり合い、霧が発生することで、ブドウ畑には昼夜の寒暖差が生まれ、これがブドウの糖分を凝縮させる要因となっています。

 カリフォルニアワインの歴史は、18世紀にさかのぼりますが、特に1966年にロバート・モンダヴィがナパバレーでワイナリーを設立して以降、急速に発展しました。1976年の「パリスの審判」でカリフォルニアワインがフランスワインを上回る評価を受け、国際的な注目を浴びるきっかけとなりました。また、1990年代にはナパバレーを中心に「カルトワイン」と呼ばれる高品質なワインが生産され、世界中で高い評価と高価格が付けられるようになりました。

 こうした背景から、カリフォルニアワインは、その多様性と高い品質で、国際的にも高い評価を得ており、多くのワイン愛好家に愛され続けています。

記念日とかいろいろ

お酒の記念日