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8月8日 アンコンシャスバイアスに気づこう!の日

 8月8日はアンコンシャスバイアスに気づこう!の日。記念日を通してひとりでも多くの人に自分の中のアンコンシャスバイアスに気づいてもらうのが目的。

 大阪府大阪市に本社を置く一般社団法人 アンコンシャスバイアス研究所が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、数字の8には末広がりのイメージや横にすると無限大の記号(∞)となることから「これって、私のアンコンシャスバイアス?」との気づきが広がったり、自分の可能性が無限に広がることになればと8が重なる、8月8日とした。

 同研究所の設立日(2018年8月8日)でもある。

アンコンシャスバイアスとは

 アンコンシャスバイアスとは無意識の思い込みのこと。日常にあふれており、誰にでもあるものだが、ときにそれは相手を傷つけたり、自分の可能性を狭めることになるかもしれない。

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 アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)とは、人々が無意識のうちに持つ偏見や先入観のことを指します。これは、個人の経験、環境、文化的背景に根ざした思い込みが原因であり、意識的ではないため、自分自身でその存在に気づいていないことが多いです。アンコンシャスバイアスは、人々の判断や行動に影響を与え、特に職場や教育環境、社会的な交流において不公平や不平等を生じさせることがあります。

 例えば、性別、人種、年齢、障害の有無など、特定のグループに対するステレオタイプがこの無意識の偏見に繋がることがあります。職場での採用、昇進の判断、学校での成績評価など、日常的な意思決定プロセスにおいても、アンコンシャスバイアスは無意識のうちに作用してしまうことがあります。

 アンコンシャスバイアスを減らすためには、まずその存在を認識し、自分の偏見に気づくことが重要です。多様な背景を持つ人々との交流を増やす、異なる視点や経験を意識的に学ぶ、偏見のある行動や言動に対して自己反省を行うなど、積極的な努力が必要です。また、組織や団体では、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包摂性)の促進を目指すトレーニングプログラムを導入することで、アンコンシャスバイアスに対処する取り組みが行われています。

 アンコンシャスバイアスは誰もが持っている可能性がありますが、これを意識し、対策を講じることで、より公平で平等な社会を実現する助けとなります。

記念日とかいろいろ

8月8日の記念日