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~今日は何の日?~

3月8日 ギョーザの日

 3月8日はギョーザの日。誰からも愛されるおいしい餃子をたくさん食べてもらい日本中を元気にしたいとの願いから、冷凍食品の研究開発、製造、販売などを手がける味の素冷凍食品株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(3)んなで(8)ッピーギョーザ」の語呂合わせから、3月8日とした。

 また、家庭用餃子でいちばん食べられている同社の「ギョーザ」が発売された1972年3月8日にもちなんでいる。

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 餃子は、日本で大変人気のある料理の一つで、多くの飲食店や家庭で楽しまれています。その起源は中国にありますが、日本においては独自の進化を遂げ、特有の食文化として定着しています。焼き餃子が日本での主流となっており、特にその薄い皮と具材のバランスが多くの人々に愛されています。

 日本の餃子は、豚挽肉、キャベツ、ニンニク、ニラを主な具材として使用するのが一般的です。この組み合わせは、日本独自のものであり、中国本土の餃子とは異なる特徴を持っています。また、日本の餃子はご飯のおかずとして食べられることが多いため、薄い皮を使用しており、焼き上げることでサクッとした食感が楽しめます。

 餃子の歴史は古く、日本での初めての記録は江戸時代に遡ります。徳川光圀が初めて餃子を味わったとされ、この情報は明末清初の動乱を逃れて日本へ来た朱舜水が伝えたと言われています。また、明治時代には既に餃子を提供する中華料理店が存在し、料理書にも餃子の作り方が紹介されていました。

 現代の日本において、餃子は様々な場所で手軽に楽しむことができます。ラーメン店や餃子専門店、スーパーマーケットの惣菜コーナーなど、さまざまな場所で購入や食事として楽しむことができます。特に家庭での晩酌のお供として、また友人や家族との集まりの際の手軽な料理として、餃子は多くの日本人にとって欠かせない存在となっています。