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~今日は何の日?~

2月9日 relay(リレイ)でつなぐ事業承継の日

 2月9日はrelay(リレイ)でつなぐ事業承継の日。後継者不足のためやむを得ず廃業する事業者の増大は地域経済の衰退にもつながることから、relayのサービスを活用してもらい望まない廃業を減らすとともに事業承継の認知度を高めるのが目的。事業を譲りたい人と譲り受たい人をつなぐ事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」の運営などを手がけている株式会社ライトライトが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、継ぐ(29)」の語呂合わせから、2月9日とした。

 「大廃業時代」を「大承継時代」へと転換させたいという願いが込められてる。

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 relay(リレイ)は、事業を「譲りたい人」と「譲り受けたい人」をつなぐ事業承継マッチングプラットフォームです。このプラットフォームの主な目的は、中小企業や小規模事業者が直面している後継者不足の問題に対処し、事業の継続性を確保することにあります。特に2025年に向けて、高齢化が進む経営者が多い中、適切な後継者を見つけることが急務とされています。

 relayは、単に事業主と後継者を結びつけるだけでなく、事業者の魅力を十分に伝えることを重視しています。具体的には、財務面だけでなく、事業に懸ける情熱や独自のストーリーに焦点を当てた記事を掲載することで、共感を通じたマッチングを促進します。このアプローチにより、事業承継が持つネガティブなイメージを払拭し、よりポジティブで開かれたプロセスを提供しています。

 このプラットフォームの創設背景には、日本の超高齢社会における深刻な経済的課題があります。多くの中小企業や小規模事業者が後継者不在により廃業を余儀なくされ、それに伴う雇用の喪失や地域経済への影響が懸念されています。relayを通じて、これらの企業が無理なく適切な後継者にバトンを渡すことができれば、地域社会の支えとなり、経済全体の維持に貢献することが期待されています。

 relayは、「大廃業時代」を「大継業時代」としてポジティブに変えるための重要なステップです。事業承継をオープンにし、一つでも多くの企業が望まない廃業を避け、持続可能な発展を遂げることを目指しています。このような取り組みは、事業承継が単なる経済活動だけでなく、地域社会や文化を維持するための重要な手段であることを示しています。