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12月6日 菊芋ルネサンスの日

菊芋ルネサンスの日
引用元:日本菊芋協会

 12月6日は菊芋ルネサンスの日。熊本県宇土市に法人を置き、大阪府大阪市に拠点を持つ菊芋愛好家団体の一般社団法人 日本菊芋協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 水溶性食物繊維が豊富で、腸内環境を整える世界三大野菜のひとつと言われる菊芋は、戦後の食糧難時代は人々の飢えを支え、現代の過食時代においても生活習慣病予防や腸活に効果的と再び注目を集めている。そんな菊芋の健康食材としての価値や魅力をより多くの人に知ってもらうのが目的。

 日付は、12月にはこの1年の食生活を振り返り菊芋などで腸内を整えることを意識してもらいたいことと、日本菊芋協会が設立された月であること。6日の6は菊芋の種芋の形と似ていることから、12月6日とした。

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 菊芋(キクイモ)は、キク科ヒマワリ属に属する多年草で、その塊茎は食用として利用されます。原産地は北アメリカであり、今では世界中に広がっています。日本では、江戸時代に飼料作物として持ち込まれ、後に食用としても広まりました。菊に似た花をつけ、地下に芋(塊茎)ができることからこの名前が付けられました。

 菊芋はその独特の形状から「サンチョーク」や「エルサレムアーティチョーク」とも呼ばれていますが、アーティチョークとは植物学的には関連がありません。地下の塊茎は外観がショウガやジャガイモに似ており、食べると甘くホクホクした食感が特徴です。生で食べるとシャキシャキとした食感を楽しむことができ、加熱するとさらに甘みが増します。

 栄養面では、菊芋は「天然のインスリン」とも称されるイヌリンを豊富に含んでいます。イヌリンは水溶性の食物繊維で、腸内で有益な菌の栄養源となり、健康な腸内環境を支える効果があります。また、血糖値の急激な上昇を抑える作用もあり、糖尿病の予防や管理に役立つとされています。

 さらに、カリウムを多く含んでいるため、塩分の排出を助け高血圧の予防にも有効です。また、ビタミンB群、タンパク質、その他ミネラルもバランス良く含まれているため、全体的な健康維持に寄与します。