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11月3日 国際健康カラオケデー

国際健康カラオケデー

 11月3日は国際健康カラオケデー一般社団法人 日本音楽健康協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日本音楽健康協会はカラオケで健康になる「健康カラオケ」を提唱している。「うたと音楽」のチカラが健康にもたらす効果を広く研究・発信する中で、漫画やアニメのように世界に広がった日本発祥の文化「KARAOKE」によって、社会全体が明るく、多くの人々により楽しく健康になってもらうのが目的。

 日付は、「健康カラオケ」を国際的にも文化として広めていきたいとの思いから「文化の日」と同じ、11月3日とした。

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 健康カラオケは、カラオケを楽しむことで心身の健康を増進する活動です。カラオケには多くの健康効果があり、特に高齢者にとっては認知症予防や体力維持に役立ちます。以下に、その主な効果を詳しく説明します。

 まず、カラオケは腹式呼吸を促し、有酸素運動の一環として機能します。大きな声で歌うことで腹筋や横隔膜が鍛えられ、血行促進や血圧の低下、血糖値の改善などが期待できます。さらに、カラオケを歌うことによって唾液の分泌が増加し、口腔機能が維持されるため、栄養摂取の向上やフレイル(虚弱)の予防にも効果的です。

 カラオケはまた、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。歌う前の緊張感と歌った後のリラックス感が交感神経と副交感神経を適度に刺激し、ストレスの軽減と免疫力の向上に繋がります。これにより、精神的な健康も保たれ、日常生活の質が向上します。

 認知症予防においては、歌詞を覚える、リズムに合わせる、感情を込めて歌うといった活動が脳を活性化させ、記憶力や認知機能の維持に寄与します。特に懐かしい曲を歌うことで、過去の思い出が呼び起こされ、若返り効果も期待できます。

 また、健康カラオケは身体的な効果だけでなく、社会的な交流の機会を提供します。友人や家族と一緒にカラオケを楽しむことで、コミュニケーションが深まり、孤独感の軽減にもつながります。特に高齢者にとって、これらの活動は社会参加を促進し、生活の質を向上させる重要な役割を果たします。

 総合的に見て、健康カラオケは楽しく効果的な健康増進方法であり、幅広い年齢層におすすめです。興味のある方は、地域のカラオケイベントや健康カラオケプログラムに参加してみてはいかがでしょうか。

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