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10月16日 亀屋清永の日

亀屋清永の日

 10月16日は亀屋清永の日。京都府京都市の祇園で400年以上の歴史をもつ京菓子の老舗、株式会社亀屋清永が制定し、日本記念日協会が認定した。

 店名である亀屋清永(かめやきよなが)を知ってもらい、和菓子の魅力をより多くの人に伝えていくのが目的。

 日付は、亀屋清永が株式会社となった1990年10月1日から10月。創業が1617年(元和3年)であり、歴史の深さを大切にとの思いから西暦の最初の二桁の16を用いて、10月16日とした。

 亀屋清永は京菓子のルーツともいわれる「清浄歓喜団」(せいじょうかんきだん)をはじめとして、数々の伝統的な和菓子を取り揃えている。

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 亀屋清永は、1617年に京都で創業された和菓子店です。創業当初は「亀屋冶兵衛」として知られ、のちに「亀屋清永」と改称されました。江戸時代には「京御菓子司」として禁裏御用達となり、京都御所や多くの寺社仏閣に菓子を納めることでその名を広めました。

 亀屋清永の代表的な銘菓には、「清浄歓喜団」があります。この唐菓子は、古代の技法を用いて作られており、香り高い香料を練り込んだ餡を米粉の皮で包み、油で揚げたものです。その他にも、季節ごとの和菓子や通年販売される銘菓を提供しています。これらの和菓子は、四季折々の風情を感じさせる繊細な味わいと美しい見た目が特徴です。

 亀屋清永は、京菓子の伝統を守りつつも、新しい商品開発にも力を入れています。例えば、現代の嗜好に合わせた新しい和菓子の開発や、海外への輸出など、時代の変化に対応しながらもその品質と伝統を堅持しています。また、地元の人々や観光客に愛される存在であり続けるために、サービスや店舗の雰囲気作りにも工夫を凝らしています。

 亀屋清永の和菓子は、素材選びから製法に至るまで、一切の妥協を許さない姿勢で作られています。これは、400年以上の歴史を持つ京菓子の技術と精神を継承し続けるためです。現在も京都の店舗を中心に販売されており、その高い品質と伝統が広く評価されています。

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