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10月10日 数珠つなぎの日

数珠つなぎの日
引用元:山田念珠堂

 10月10日は数珠つなぎの日。大阪府大阪市に本社を置き、数珠の製造、販売を手がける株式会社山田念珠堂が制定し、日本記念日協会が認定した。

 数珠を使って手を合わせる場には人が集まることから、記念日を通して人と人の縁をつなぎ、過去(先祖)・現在(我々)・未来(子孫)を「人の和」「人の輪」として脈々とつなぐことが目的。

 日付は、数珠(1010)」の語呂合わせと、10月10日の「0=わ」を「和」と「輪」の音になぞらえて、10月10日とした。

 祈り文化への理解と関心を高め、数珠をさらに知ってほしいという願いが込められている。

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 人と人との縁をつなぎ、過去、現在、未来を結ぶ考え方は、社会やコミュニティにとって非常に重要な意味を持ちます。この考えは、個々人の生活だけでなく、文化や歴史、伝統を保存し、未来へと受け継いでいくための基盤となります。人々が互いに繋がり、支え合う「人の和」や「人の輪」は、社会全体の調和と持続可能な発展を促進します。

 このような繋がりは、家族や地域社会の中で特に顕著です。先祖から受け継がれた価値観や教訓、文化は、現代の我々を形作るうえで影響を与え、これを子孫に伝えることで、アイデンティティや所属意識を強化します。また、過去の人々の経験や知恵は、現在の問題解決に役立つことも多く、未来への教訓としての価値も持ちます。

 この繋がりを意識することで、我々はより広い視野を持ち、自分たちが過去の世代から受け継いだものと、未来に残すべき遺産を考えるきっかけを得ます。それにより、短期的な利益を超えた長期的な目標に焦点を当てることができ、より良い社会を築くための行動を促されることでしょう。

 結局のところ、「人の和」「人の輪」としての繋がりは、単なる関係の維持以上の意味を持ちます。それは文化や価値の伝承、相互理解と尊重、そして全世代の福祉の向上を目指す動機付けとなります。このような繋がりを大切にすることは、持続可能な社会とより豊かな未来への責任ある一歩と言えるでしょう。

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10月10日の記念日