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10月8日 桐葉菓の日

桐葉菓の日
引用元:Yamadaya

 10月8日は桐葉菓の日。独自の小豆餡を糯粉の生地で包み、もちっとした触感に焼き上げた和菓子「桐葉菓(とうようか)」の美味しさををより多くの人に知ってもらうために、製造販売などを手掛けている株式会社やまだ屋が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、桐葉菓(10 8日)」の語呂合わせから、10月8日とした。

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 桐葉菓(きりようか)は、広島県の伝統的な和菓子であり、もち粉を使用した生地で、繊細に練り上げたこしあんと粒あんの合わせ餡を包み込んで焼き上げられる銘菓です。このお菓子は、やまだ屋によって製造され、そのもっちりとした食感と甘さ控えめの餡が特徴です。

 桐葉菓は、平成9年(1997年)に発売が開始された新しい伝統菓子で、「お茶会の手土産にふさわしいお菓子」として、広島で続く茶道家元、上田宗箇流のお家元とのご縁から生まれました。その名前は、上田宗家の家紋「桐」から取られており、パッケージデザインには緑色を基調とし、戦国時代の甲冑を連想させる色とデザインが採用されています。

 このお菓子は、広島でのお茶の席を彩ることを目的に作られ、やまだ屋独自の製法である「さらしあん」を使用しています。このあんは、小豆を丹念に煮て表皮を取り除き、何度も水にさらして雑味を取り除いた後、上質な砂糖だけを加えて練り上げられます。この製法により、口当たりが滑らかで清涼感のある上品な甘さを持つことが特長です。

 また、全国菓子大博覧会で「名誉総裁賞」を受賞し、「ザ・広島ブランド」にも認定されているなど、その品質と地域代表としての価値が高く評価されています。桐葉菓は、広島の銘菓として、もみじ饅頭に並ぶ人気を誇り、国内外の多くの方々に愛され続けています。

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