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10月31日 出雲ぜんざいの日

 10月31日は出雲ぜんざいの日。出雲地方では旧暦の10月を神在月と呼び、その神在祭に振る舞われたのが「神在もち(じんざいもち)」。これが「ぜんざい」の語源となったと言われていることから、島根県出雲市の出雲観光協会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、神在月(出雲以外の地では神無月)の10月のなかで、「ぜんざい(1031)」の語呂合わせから、10月31日とした。

ぜんざいの豆知識

出雲ぜんざいの日
引用元:みやざき地頭鶏

 出雲地方では旧暦の10月に全国から神々が集まり「神在祭(かみありさい)」と呼ばれる神事が執り行われている。その祭では「神在餅(じんざいもち)」が振る舞われていた。その神在餅が訛って「ずんざい」→「ぜんざい」となって伝わっていった。

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 ぜんざいは、日本の伝統的なスイーツであり、主に小豆を煮た甘味料として使用される粒あんを用いた温かいデザートです。この料理の特徴は、そのシンプルながら豊かな味わいにあります。小豆の甘みとほんのり感じる塩味が絶妙なバランスを生み出しており、冬の寒い日には特に人々に愛されています。

 ぜんざいの起源は、出雲地方の「神在祭」で振る舞われた「神在餅」にあるとされています。その名前が地域ごとの言葉の訛りを経て「ぜんざい」と呼ばれるようになりました。この背景には、神々へのお供え物としての意味合いも含まれており、ぜんざいはただの食べ物以上の、文化的な深さを持つ料理と言えるでしょう。

 地域によってぜんざいの表現は異なります。関西地方では、砂糖で甘く煮た粒あんを使った温かいスープ状のぜんざいが一般的で、これに餅を入れて食べるのが通常です。一方、関東地方では、餡そのものを指してぜんざいと呼ぶことがあります。また、関西では汁粉と呼ばれるスイーツもぜんざいと似ていますが、こちらは漉し餡を使用し、より滑らかな口当たりが特徴です。