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~今日は何の日?~

10月26日 デニムの日

 10月26日はデニムの日。地元ジーンズメーカーのショップが連なり、個性あふれるジーンズが揃うジーンズストリートからデニムの魅力をより多くの人に知ってもらうために、岡山県倉敷市児島の児島ジーンズストリート推進協議会が制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(10)ニム(26)」の語呂合わせから、10月26日とした。

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 デニムは、綾織りで作られる厚地の綿布であり、その耐久性と独特のスタイルから広く人気を博しています。主に経糸にインディゴや他の色で染めた糸を使い、緯糸には染色されていない白い糸を使用します。これにより、デニムの表面は主にインディゴ色を呈し、裏面は白っぽくなるのが特徴です。

 デニムの歴史は古く、元々は「セルジュ・ドゥ・ニーム」(ニームの綾織り)と呼ばれるフランスの生地に端を発しています。この生地が「デニム」として知られるようになったのは、英語圏での名前のなまりからです。元々は作業着として使用されていたため、その丈夫さが求められました。

 デニムの人気はその耐久性だけでなく、穿き込むほどに生地が自然と色落ちし、使用者の体型や生活様式に合わせた独自の風合いを帯びる点にもあります。また、色落ちの具合を加工で調整することにより、さまざまなスタイルのデニムが生まれ、ファッションの一環としても非常に重宝されています。

 現代のデニムは、その用途が大きく広がり、ジーンズはもちろん、ジャケットやバッグ、さらには家具に至るまで多岐にわたる製品に使用されています。また、ストレッチ性を持たせたストレッチデニムや、カラーデニムなど、多彩なバリエーションが登場しています。

 このように多用途でスタイリッシュなデニムは、世界中で愛され続けており、その製造技術やデザインの進化は今後も注目されるでしょう。

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