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10月3日 とろみ調整食品の日

 10月3日はとろみ調整食品の日。高齢化社会が進む中で、高齢者の誤嚥(ごえん)による窒息死や肺炎が多発していることから、とろみ調整食品の大切さ、使い方の重要性を多くの人に知ってもらい、誤嚥防止を広めていくことを目的に、介護医療食品の開発販売を手がける株式会社フードケアが制定し、日本記念日協会が認定した。

 日付は、(10)(3)」の語呂合わせから、10月3日とした。

とろみ調整食品とは

とろみ調整食品の日
引用元:株式会社フードケア

 飲み物や液状の食品に加えてトロミを付ける食品。主に介護食に使われるもので、とろみを付けることによって病気や加齢でものを飲み込みにくくなった人でも飲み込みやすくする。

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 とろみ調整食品は、液体や軟らかい食品に適度な粘度を加えるために使用される粉末や液体の添加物です。主に高齢者や摂食・嚥下障害を持つ方々の介護食に利用され、飲み込みやすくして誤嚥(食物が気管に入ってしまうこと)のリスクを軽減します。この食品は、飲み物、スープ、ゼリーなど様々な食品に加えることができ、食べやすさを改善します。

 とろみ調整食品には、主に食物繊維や増粘多糖類などが用いられています。これらは、水分と結合してゲル状になり、食品の粘度を上げます。使用する際は、食品の温度や種類によってとろみの強さが変わるため、調整が重要です。とろみが十分でない場合は、少量ずつ追加して適切な粘度に調整します。

 使用する際には医師や管理栄養士などの専門家と相談し、個々のニーズに合ったとろみの強さを確認することが推奨されます。また、調整中にダマができないよう、少しずつ加えるなどの注意が必要です。

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